Market Day
お久しぶりです。りーです。
長らく更新が途絶えていたので、何から手をつければよいのかわからないくらい、書きたいことがたまっています。
まずは直近の話題からいきましょう。先週金曜日(6月29日)の出来事です。
この日は配属先の学校のMarket Dayでした。マーケットデイとは、entrepreneurship(起業に関する授業でしょうか)の授業の一環として行われ、生徒が実際にものを売ってビジネスを体験しようといったもので、ナミビアの中高では一般的なイベントだそうです。日本の学校の文化祭をイメージしてもらえればいいかと思います。授業はなく、生徒は私服で音楽ガンガン、煙もくもくの半日お祭り状態です。
entrepreneurshipを履修しているjunior(中学に相当)のうち、今年はGrade 9(中3相当)とGrade 10(高1相当)がクラスごとに出店していました。
各クラスの売上の10%は学校に渡し、残りは生徒が自由に使えるそうです。昨年のマーケットデイのあるクラスの売上はN$8000だったと記憶しています。日本円で約7万円。やるなぁ。収益はどれくらいなんだろうかと疑問ですが、そこは知りません。笑
詳しいことはわかりませんが、テーマは何にするか、何をどれだけ仕入れるか、いくらで売るか、赤字にならないためにはどうすればいいか、などたくさん準備しているんでしょうね。前々日、前日の全校朝礼ではクラス毎に宣伝タイムも設けられますから。
マーケットデイの数日前から、モールに行くといつも以上に生徒に遭遇して、みんな食材等を買い込んでいる様子でした。
スーパーの製菓材料を売っているコーナーでは、これは色をつけるやつだよね、じゃあ味をつけたっかたらどれを買えばいいの?なんて女の子たちが相談しているのを微笑ましく見ていたのでした。笑
さて、そんなマーケットデイ、どんなものでしょうか。
出店する生徒は朝5時から登校して設営やら火おこしやらの準備。私はというと6時前から鳴り出した音楽で目が覚めました。笑(近隣住民に迷惑がかかるため音楽は8時以降ということだったらしいのですが、、笑)煙があがっているのがわかりますね。たいてい、どこのクラスも売るものは同じです。カパナ(BBQのお肉のようなもの。ビーフ、ポーク、チキン、ラムと種類豊富)、お肉の串焼き、カップケーキ、サラダ(という名のポテトサラダかマカロニサラダ)、ソフトドリンクなどなど。あとは鶏の足を売るところも。グロテスクなんです。。
よってね、代わり映えがしないんですよね、笑。じゃあどこで買うかというと、教え子のいるところだったり、おいしそうな部位を焼いているお店だったりとなるわけです。
Kapana~~~これがカパナ。彼らは今年教えているクラスだし、ミス~サポートしてね~なんて言われていたので買う気満々だったのですが、買おうとしている時に同僚から、ここのカパナおいしいわよ、との情報を得ました。ナイス!うん、おいしい~~~!
左:焼く前の牛肉。下味に何を使っているのかとても気になります。おいしすぎましたから。ナミビアの牛肉そのものの味も好きです。
右:これで300円しません。大きなお肉を手で持ってかぶりついて食べるのがまたいいんです。
こんな遊具(?)まで運んできて差別化をはかるクラスも。もちろんこれで遊ぶのも有料です。
カラーパウダーを用意しているクラスも多く、マーケットデイ終盤は服がカラフルになった生徒が多数。ダンスコーナー。
あとは、N$2(約15円)で、あなたの好きな音楽を流しますよ、なんていうクラスもありました。
校長だって自らお店をまわり、カパナを買って食べていました。
何時間もいるとお腹は満たされるし音楽は各ブースから流れてくるし若干疲れてきちゃうんですよね。みんな(特に高校に相当するseniorの生徒たち)は椅子やら机やらに座って完全休憩モードです。低学年ほど盛り上がるイベントだなという印象です。
それにしても、ナミビアの中高生のイベント企画力には脱帽します。私が中学生の時にこれをしろと言われたら手も足もでません。自分たちで必要な機材や食材等を準備して学校に持ってきて料理して、、、今の私でもできるかわかりません。(でも日本だと、まず衛生面とかが考慮されて生徒主体で食品を売るイベントはNGかしら。)
今年は去年のマーケットデイよりも幾分楽しむことができました。理由はいろいろ。授業を担当している生徒が出店しているから(サポートしようという気になる)。名前と顔の一致する生徒が増えたから。教え子も増えたから。
そしてナミビアンな料理(というかカパナ)に魅了されてきたから。去年は、朝の10時からお肉なんて無理!とか思って買ったのはスイーツ系ばかり。今年はね、明日はカパナが食べられる~~と前日からとてもわくわくしていたんです。朝だろうと関係ありません、食べたいんだもの、おいしいんだもの。そんな自分の変化に驚きつつも嬉しくもありました。
話は大きく変わりますが、本帰国まで200日を切ったようです。
では、また更新します。