20代最後をナミビアで

青年海外協力隊(2016-3)としてナミビアで中高生にコンピュータの授業を教えています

日本への一時帰国って荷物のことを考えてもいい制度

こんにちは。

現在、青年海外協力隊員は2年の任期の間に一度、私費で日本へ帰ることができます。
隊員は任国外(私の場合はナミビア以外)へ行ける日数は1年に20日と決まっており、かつ渡航できる国も限られています。せっかくアフリカにいるのだし、ナミビアと日本は遠いし、20日間しか国外へ行けないのなら、と一時帰国はしないつもりでいました。

しかし、祖母の容態が急変したため、ナミビア生活9ヵ月目にして少し前に急きょ日本に一時帰国していました。
母から連絡を受けたのが月曜夕方(日本時間月曜夜)。火曜朝に帰国を決めて翌日の航空券を予約し、最短でも日本に到着できたのは木曜夜(ナミビア時間木曜昼)。任地ツメブの家を出てから関空まで実に35時間。。。やはりナミビアは遠かった。。
本来、私事目的の国外旅行は1ヵ月以上前にJICAに申請をしなくてはならないのですが、すぐに対応し、認めてくれた事務所スタッフ、配属先には感謝です。

こんな形でしたが一時帰国してよかったなと思うのは、生活や活動に必要なものをナミビアに持って帰ること、また不要なものを日本に持って帰ることができたことです。

ナミビアに持って帰ったもの
現地での生活が始まると、なくても大丈夫だけどあると便利だったな、というものが出てきます。
例えば基本情報技術者試験の参考書。笑 コンピュータ・スタディーズの内容、これがあればわかりやすく説明できるかも、と何度思っていたことか…笑(特にNORとかNANDとかの論理回路、わたし苦手なんです。Grade11(高2)の生徒に質問されてもごめーん、て逃げていたんです。。)
他にはきれいめ/おしゃれな洋服とか。
生活してみなければわからないですからね。

加えて、ナミビア人にあげたい日本っぽいものを調達することもできます。
ナミビアへ行く際は南アフリカ航空を利用します。南アフリカ航空、預け荷物は23キロ2つまでが無料です。2年間アフリカで生活するのだから、と1月に出発する時は自分の荷物を46キロ以内に収めることに必死でした。
また、現地の人に物をあげるのはよくない、と聞いていたこともあって、お土産なんて二の次で、本当に必要最低限しか持っていきませんでした。でも、いざ活動が始まると、同僚にはお世話になっているし、生徒はかわいいし、、、離任の時のことを早くも考えだしたんですよね。
授業最終日には、クラスの集合写真を画用紙に貼ってメッセージを書いて、そこに和紙っぽいものでデコレーションして、生徒一人ずつに渡したいな~という妄想です。でも、それが実現できるよう、和紙折り紙とサクラ・ハート・丸の穴あけパンチなどを100均で購入しました。

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実際に使うかわからない穴あけパンチなんて、1月の出発時に真っ先に持ち物から除外されるものですw でも、そんなものをナミビアに持って帰る余裕ができるのは一時帰国ならではですね。

あとはこんなものも。f:id:h283-namibia:20171012172155j:plain私が通っているAPCのVisual Artsの先生へのお土産です。
かつ自分用でもあります。図々しいですが、うちわと扇子にナミビアorアフリカっぽい絵を先生に描いてもらって、約1年後日本に持って帰って使おう計画です。 

1月、ナミビアへ出発する時は荷物を減らして減らして46キロに収めたのに、今回は23キロですら、とっても余裕でした。まだまだ入る、と想像以上に日本食をスーツケースに詰め込みました。ナミビアでは1000円ほどするキューピーマヨネーズも300円弱でゲットです。

【日本に持って帰ったもの】
せっかくスーツケースで帰国するんですからね、何か詰めたいです。というわけで、以下のものを日本へ持って帰りました。

・9ヵ月生活して、いらないと思ったもの(大して着なかった、かつ今後も着る予定のない洋服、余りすぎているコンタクトレンズなど)
・家族へのお土産(といっても、帰国を決めたその日に任地で手に入るものなので基本は食品。おいしいWindhoek Draught(ビール)とかルイボスティーとかスナック菓子とか調味料とか。ビール以外見事に全部南アフリカ製品。笑)
・自分へのお土産(ナミビアでこれまでに集めたもの。今持って帰ることができるものは先に持って帰ろう作戦。)
・外付けHDD(これまでのナミビア生活の写真、作成資料などのデータを日本のPCに保存するため。)

2019年1月の本帰国時にはいっぱいいっぱいお土産と思い出を持ち帰りたいから、その時の荷物をほんの少し減らすことができました。
外付けHDDはもちろんナミビアに持って帰ってきました。でも、これでもし今後外付けHDDが壊れたとしても2017年1月~10月のナミビアでの記録を失うことはありません。(今もナミビアで外付け2台でバックアップとっているんですけどね笑)

 

複雑な気持ちではあったけれど、色んな意味で、一時帰国できてよかったなって思います。