20代最後をナミビアで

青年海外協力隊(2016-3)としてナミビアで中高生にコンピュータの授業を教えています

Tsumeb

今日、学校が終わって家に帰ってきたら水道から水が出なくて、復旧までに約3時間かかっただけですごく長く不便に感じました、それくらい日々の生活は何不自由ないツメブ隊員のりーです、こんばんは。

ということで、今日は任地ツメブTsumebのご紹介!ナミビアについてよりも首都ウィントフックについてよりも先に、ツメブについて書いちゃいます!

協力隊員って井戸水で生活してるんでしょ?街の道路は舗装されてないんでしょ?赤土でしょ?料理は火おこしから始まるんでしょ?お風呂はシャワーじゃなくて桶を使うんでしょ?なんて思う人も多いはず。ましてアフリカなら。
しかし、ここツメブは違います。整備されたきれいな街で、電気・水道は安定しています。お湯も出ます。未だに停電を経験していません。
(※もちろん、ナミビアで地域差はあります。隊員が派遣されている街の中では結構?かなり?いい方な気がします。そして、前述のイメージ通りのような生活をしている同期もアフリカにいます。)

午後に3時間水が使えなかっただけであたふたしてしまうなんて、わたしはまだまだですね。アフリカで生活したら逞しくなるんだろうな、とか思っていたけど、ツメブに住んでいる限り、それはなさそうです。

さて、本題。
ナミビアはかつてドイツの植民地だったのですが、ツメブはドイツ人によって開拓され、鉱山の街として栄えたところです。今でも多くの白人が暮らしています(他にもオバンボ族、ダマラ族をはじめ、多くの民族が住んでいます)。

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街並みはこんな感じです。f:id:h283-namibia:20170331051735j:plain

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 ちょっと田舎っぽい感じもいいでしょ。のどかです。f:id:h283-namibia:20170331042701j:plain

メイン通り。さびれた感じもなんとなくよい。f:id:h283-namibia:20170331042458j:plain

鉱石の採掘に使われていたものもメイン通りに残っています。f:id:h283-namibia:20170331042132j:plain

博物館もあります。
N$30(約240~300円)で、ナミビアにいる民族や歴史、ツメブ鉱石について学べます。f:id:h283-namibia:20170403181209j:plain

公園もあります。f:id:h283-namibia:20170331050846j:plain

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ショッピングモール、スーパーもあります。f:id:h283-namibia:20170331045823j:plain

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f:id:h283-namibia:20170331050344j:plainスーパーは4つあります。家から一番近いスーパーは徒歩約5分で行けるのですが、そこにはキューピーマヨネーズにキッコーマンのお醤油にSUSHI RICE(日本のお米に近いもの)も売っているのです!!!
ちなみに、家からショッピングモールまでは徒歩約15分です。

ホテルもいくつかあります。f:id:h283-namibia:20170331051957j:plain

カフェもあります。f:id:h283-namibia:20170331051422j:plain

あとは、こんなプールまであります。f:id:h283-namibia:20170331045224j:plain

f:id:h283-namibia:20170331045439j:plain25メートル×8レーン!ほぼ誰もいないので泳ぎ放題です(2歳半から中学生までスイミングスクールに通っていたので水泳は大好きです)。このプールはホテルの中にあるのですが、家から徒歩約20分で行けちゃいます。

マーケットもあります。買ったことないけれど。f:id:h283-namibia:20170331045637j:plain

 

いかがでしょう。コンパクトな街で、全て徒歩圏内で用事が済ませられるのは便利です。実家や東京に住んでいた時よりも生活しやすいんじゃないかと思うほどです。

そしてツメブでの食生活について。
KFCやピザなどのファストフード店を除くと安く外食できるところはありません。KFCだって日本と値段変わらないから安いってわけでもないのですが…
それなので、必然的に自炊をすることになります。結果、日本で一人暮らしをしていた頃よりも栄養バランスのとれた食事ができている気がします。スーパーで手に入る食材は日本とそんなに変わらないですからね。薄切り肉がないのは残念ですが。あと、物価が高いナミビアなので、買うのを躊躇する野菜もありますが。

 

最後に、これだけきれいな写真を載せておいてアレですが、これはツメブの中の良い部分です。
ナミビアは世界の中で最も所得格差が激しい国の一つ。
第一次世界大戦の後、南アフリカの統治下に置かれたナミビアでは、アパルトヘイトが実施されていました。アパルトヘイト時代の名残は現在も残っていて、街は「タウン」と呼ばれる白人、黒人富裕層の住むエリアと「ロケーション」と呼ばれる貧困層が住むエリアに分かれています。
もちろん、ツメブにもタウンとロケーションがあります。私が生活しているエリアはタウンなので、こんな感じです。ツメブのロケーションはまだ写真でしか見たことがないのですが、衝撃的でした。私が想像していたアフリカに近く、ナミビアにもこんなところがあるんだな、と思った記憶があります。治安も悪く、一人では行かないようにと言われているので、いつか誰かに連れていってもらいたいと考えています。
ふだん生活していると忘れがちですが、きれいなところだけを見て、これがナミビアなんだって決めつけちゃだめだなって思います。

f:id:h283-namibia:20170331044452j:plain(この道をずぅーーっと進めば首都へ…)