20代最後をナミビアで

青年海外協力隊(2016-3)としてナミビアで中高生にコンピュータの授業を教えています

日本への一時帰国って荷物のことを考えてもいい制度

こんにちは。

現在、青年海外協力隊員は2年の任期の間に一度、私費で日本へ帰ることができます。
隊員は任国外(私の場合はナミビア以外)へ行ける日数は1年に20日と決まっており、かつ渡航できる国も限られています。せっかくアフリカにいるのだし、ナミビアと日本は遠いし、20日間しか国外へ行けないのなら、と一時帰国はしないつもりでいました。

しかし、祖母の容態が急変したため、ナミビア生活9ヵ月目にして少し前に急きょ日本に一時帰国していました。
母から連絡を受けたのが月曜夕方(日本時間月曜夜)。火曜朝に帰国を決めて翌日の航空券を予約し、最短でも日本に到着できたのは木曜夜(ナミビア時間木曜昼)。任地ツメブの家を出てから関空まで実に35時間。。。やはりナミビアは遠かった。。
本来、私事目的の国外旅行は1ヵ月以上前にJICAに申請をしなくてはならないのですが、すぐに対応し、認めてくれた事務所スタッフ、配属先には感謝です。

こんな形でしたが一時帰国してよかったなと思うのは、生活や活動に必要なものをナミビアに持って帰ること、また不要なものを日本に持って帰ることができたことです。

ナミビアに持って帰ったもの
現地での生活が始まると、なくても大丈夫だけどあると便利だったな、というものが出てきます。
例えば基本情報技術者試験の参考書。笑 コンピュータ・スタディーズの内容、これがあればわかりやすく説明できるかも、と何度思っていたことか…笑(特にNORとかNANDとかの論理回路、わたし苦手なんです。Grade11(高2)の生徒に質問されてもごめーん、て逃げていたんです。。)
他にはきれいめ/おしゃれな洋服とか。
生活してみなければわからないですからね。

加えて、ナミビア人にあげたい日本っぽいものを調達することもできます。
ナミビアへ行く際は南アフリカ航空を利用します。南アフリカ航空、預け荷物は23キロ2つまでが無料です。2年間アフリカで生活するのだから、と1月に出発する時は自分の荷物を46キロ以内に収めることに必死でした。
また、現地の人に物をあげるのはよくない、と聞いていたこともあって、お土産なんて二の次で、本当に必要最低限しか持っていきませんでした。でも、いざ活動が始まると、同僚にはお世話になっているし、生徒はかわいいし、、、離任の時のことを早くも考えだしたんですよね。
授業最終日には、クラスの集合写真を画用紙に貼ってメッセージを書いて、そこに和紙っぽいものでデコレーションして、生徒一人ずつに渡したいな~という妄想です。でも、それが実現できるよう、和紙折り紙とサクラ・ハート・丸の穴あけパンチなどを100均で購入しました。

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実際に使うかわからない穴あけパンチなんて、1月の出発時に真っ先に持ち物から除外されるものですw でも、そんなものをナミビアに持って帰る余裕ができるのは一時帰国ならではですね。

あとはこんなものも。f:id:h283-namibia:20171012172155j:plain私が通っているAPCのVisual Artsの先生へのお土産です。
かつ自分用でもあります。図々しいですが、うちわと扇子にナミビアorアフリカっぽい絵を先生に描いてもらって、約1年後日本に持って帰って使おう計画です。 

1月、ナミビアへ出発する時は荷物を減らして減らして46キロに収めたのに、今回は23キロですら、とっても余裕でした。まだまだ入る、と想像以上に日本食をスーツケースに詰め込みました。ナミビアでは1000円ほどするキューピーマヨネーズも300円弱でゲットです。

【日本に持って帰ったもの】
せっかくスーツケースで帰国するんですからね、何か詰めたいです。というわけで、以下のものを日本へ持って帰りました。

・9ヵ月生活して、いらないと思ったもの(大して着なかった、かつ今後も着る予定のない洋服、余りすぎているコンタクトレンズなど)
・家族へのお土産(といっても、帰国を決めたその日に任地で手に入るものなので基本は食品。おいしいWindhoek Draught(ビール)とかルイボスティーとかスナック菓子とか調味料とか。ビール以外見事に全部南アフリカ製品。笑)
・自分へのお土産(ナミビアでこれまでに集めたもの。今持って帰ることができるものは先に持って帰ろう作戦。)
・外付けHDD(これまでのナミビア生活の写真、作成資料などのデータを日本のPCに保存するため。)

2019年1月の本帰国時にはいっぱいいっぱいお土産と思い出を持ち帰りたいから、その時の荷物をほんの少し減らすことができました。
外付けHDDはもちろんナミビアに持って帰ってきました。でも、これでもし今後外付けHDDが壊れたとしても2017年1月~10月のナミビアでの記録を失うことはありません。(今もナミビアで外付け2台でバックアップとっているんですけどね笑)

 

複雑な気持ちではあったけれど、色んな意味で、一時帰国できてよかったなって思います。

Tsumeb Copper Festivalに行ってきた!

こんにちは。
前回の記事(Ongwediva Annual Trade Fair 2017に参加!)で、任地ツメブでのトレードフェアが今週あると書きましたが、今日はその様子をお伝えします。

ツメブのトレードフェアはCopper Festivalといいます。copperは銅ですね。ツメブは鉱物採掘で栄えている街だからこんな名前なのでしょう。
Copper FestivalのメインスポンサーはもちろんDundeeという採掘会社。このDundee、少なくともツメブでは超有名です。慈善事業にも力を入れているようで、街ではDundeeの寄付による建物、物品をよく目にします。

さて、そんなCopper Festivalは10月31日(火)から11月4日(土)までスタジアムで開催されていて、金土と行ってきました。スタジアムと家は直線距離にして約100メートルで、連日夜遅くまで音楽が部屋まで聞こえてきてうるさかったです笑。f:id:h283-namibia:20171106035304j:plainf:id:h283-namibia:20171106031839j:plain企業・省庁ブースf:id:h283-namibia:20171106035728j:plain私が直近で行ったトレードフェアはオングウェディバのもの。国内最大級です。さすがにそれと比べてしまうと規模は劣ります。というか、Ongwediva Annual Trade Fairのすごさをひしひしと感じました。有名企業がこぞって出展していましたから。

子どもの遊びブース。ウォータースライダー楽しそうだった~~笑

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Ongwediva Annual Trade Fairでも毎日飲んでいたフローズンドリンクはCopper Festivalにも出店していたので、2日連続飲みました。f:id:h283-namibia:20171106042415j:plain

 ナミビアに来てからいつか欲しいと思っていたオバンボ族の衣装も遂にゲット!

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スカート、2枚も買うつもりはなかったんですけど、決められなくて…2枚で3000円ほどでした。これに白か黒のトップスあわせたら可愛いだろうな~~♡
ワンピースは欲しいデザインがなかったのでまたの機会にお預けです。

トレードフェアは、各企業・省庁・団体等のグッズ集めという楽しみもあります。今回ゲットしたものがこちら↓f:id:h283-namibia:20171106032459j:plain
Ongwediva Annual Trade Fairでもたくさんもらったのですが、今回の方が私の満足度は高めです。DundeeのTシャツも、私が住むオシコト州のOshikoto Regional Councilのマグカップも、パンフレットを読んで暗記してクイズに正解して手に入れたからです。喜びもひとしお!マグカップに関しては、1回目は十分に答えられず、ボールペンしかあげられないわ、と言われて再度挑戦したんですから!
また、任地のことを学ぶよい機会になりました。オシコト州の知事の名前も覚えました。質問もして、オシコト州の州都が2008年にツメブからオムティヤというところになぜ変更されたのかという疑問も解決できました。(オシコト州最大の街はツメブですし、オムティヤなんて何もないところです。なんでそんなところに州都を変えたのかって…。聞くと、オシコト州の人口は北部に集中しているから、南部にあるツメブではなく北のオムティヤが州都の方がよいのだとのことでした。)

Copper Festivalではミスコンもありました。初日の夜、配属先のホールで開催されました。ツメブにある3つのセカンダリースクールから12人が出場し、ダンスやファニーファッション、水着、イブニングドレス、時事問題に関する質問に答えるなどなど、3時間にわたりました。

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ここで選ばれたミス集団に金曜日、会場で会ったので写真を撮らせてもらいました。Miss Personality以外、私の配属先の生徒です。f:id:h283-namibia:20171106032201j:plain

なお、11月4日は公園近くのTeater Huis(シアターハウス)というところでクリスマスマーケットが開催されていたので、そちらにも行ってみました。しかし、予想はしていましたがオール白人、出店者も来場者も白人、、、アウェーすぎて居心地悪くて、5分ほどで退散しました。笑
Copper Festivalには白人も来ているけれど、白人経営のTeater Huisでのクリスマスマーケットには黒人は来ない…別に黒人と白人は関わらないというわけでは全くないのですが、あぁ、やっぱり別れているんだな~となんだか複雑になった日でした。

Ongwediva Annual Trade Fair 2017に参加!

こんにちは、りーです。

今日は8月にあったOngwediva Annual Trade Fairについて今更ながら書こうと思います。
トレードフェアとは、省庁や企業、団体などが出展し、ワークショップやデモンストレーションをして宣伝するイベントです。ナミビア各地で開催されるのですが、オングウェディバ Ongwedivaのものは国内最大級の規模なのです。
オングウェディバは私の任地ツメブから約300キロ更に北上したところにあり、北部最大の街オシャカティ Oshakatiに隣接しています。

ナミビアの協力隊員は2007年からオングウェディバでのトレードフェアに参加していて、今年で11回目です。トレードフェアでは日本文化の紹介を主にしています。もちろん私は初参加。f:id:h283-namibia:20170918035952j:plain具体的には日本のおもちゃ(けん玉、だるま落とし、折り紙、万華鏡、駒など)や書道の体験、日本食としてたこ焼きとお団子の提供、日本の写真の展示、盆踊り(炭坑節)などを3日間行っていました。

f:id:h283-namibia:20171030040604j:plain日本の風景に興味津々です。f:id:h283-namibia:20171030041416j:plain自分の名前を日本語で書くととても喜んでもらえます。f:id:h283-namibia:20171030035809j:plainたこ焼きは毎年ナミビア人に好評らしいです。
たしかに、ブース近くでたまたま会った私の教え子に(こんなところで会うなんて思わないからびっくり!computer teacherがどうとかっていう言葉が聞こえてきてそちらを見たら生徒がいるんだから驚き!ツメブから遊びに来ていたそう)たこ焼きを食べてもらったのですが、とても気に入ったようで、今も授業中にたこ焼き食べたい~と言ってきてくれます。f:id:h283-namibia:20171030040009j:plain今年はお団子も新入り。みたらし団子ときなこ味。こちらも、おいしいと言ってもらえました。

f:id:h283-namibia:20171030045634j:plain一部しか写っていませんが、私(写真右)が羽織っているのはオヴァンボ族の伝統的な柄(ピンク、赤、黒のストライプ)のハッピです。このトレードフェアのために服飾隊員が作ってくれました!オヴァンボさんは、ナミビア最大民族かつ、オングウェディバのある北部に多くいる民族です。

毎日夕方に炭坑節を円になって踊ったのですが、ナミビア人も一緒に入って楽しんでもらえたのが個人的には嬉しかったです。f:id:h283-namibia:20171030043015j:plain10年間も出展していることで、日本の知名度もここでは高いのだなと感じることが多いトレードフェアでした。 

f:id:h283-namibia:20171030040523j:plain連日暑く、このフローズンドリンクを飲むのが日課になっていました。アルコールもありますが、こちらはノンアルコール。

企業や省庁などのブースはこんな感じ↓です。f:id:h283-namibia:20171030042212j:plainf:id:h283-namibia:20171030041800j:plainf:id:h283-namibia:20171030040422j:plainウォルビスベイという港町にあるチョコレート屋はオングウェディバのトレードフェア初出展だそうです。量り売りで、1つ100円弱するのですが、日本で買うことを思うと安い…!とこれまた毎日食べていました。
今度またウォルビスベイに行くことがあれば、ぜひこのお店に足を運びたいです。

f:id:h283-namibia:20171030040953j:plainなお、トレードフェア本オープンの式典にはナミビアの大統領も出席!なんと生で見ることができました!(宿に帰ってテレビをつけたらライブ中継されていました。)

f:id:h283-namibia:20171030042629j:plain初めてのトレードフェア、いい思い出になりました。

任地ツメブでのトレードフェア(Copper Festival)は来週?今週?(10月31日~11月4日)開催されます。どんな感じなのかわくわくです。

協力隊応募~PC隊員の職種の選び方~

こんにちは。またまた久しぶりの更新となりました。
約一ヵ月後に控えた期末試験の問題作成が何とか終わりました、りーです。

青年海外協力隊の秋募集が始まっているみたいですね。
私が応募したのは秋だったので、もう2年前のことになるのか~としみじみ。

というわけで今日は協力隊応募にあたり、とっても迷った職種に関してです。
協力隊の職種は多岐に渡りますが、応募時には1つに絞る必要があります。

社会人になってから参加した応募説明会で、PC関連の職種があることを知りました。
その職種とは主にコンピュータ技術とPCインストラクターです。一応SEなのだし、と応募するならPCの職種にすることは即決でした。ただ、その後が迷うのでした。。

要請内容は似ていることもありますが、コンピュータ技術とPCインストラクターの大まかな違いはこんな感じ↓でしょうか。

  • コンピュータ技術:システム開発をするか、大学の情報系の学部で教える
  • PCインストラクター:小学校~高校でコンピュータの授業をする

もちろん、上記以外の内容もあります(PCインストラクターでもシステム開発をする要請や、コンピュータ技術でも配属先が高校(進学校)の場合などなど)。

コンピュータ技術の要請には理系の大学を卒業していることが条件になっているものや、実務3年以上の経験が求められるものが多い印象です。
一方のPCインストラクターは実務2年でよかったり資格は特に求められなかったりするという気がします。中には特定のプログラミング言語が使えることが条件のものもあります。(私が応募した2015年秋の話です。)また、SEである必要はなく、事務職や営業職、教師経験などがあれば応募できるように思います。

SEになったからにはコンピュータ技術で応募したいな~なんて思ったのですが、そもそも実務経験が2年しかなく、加えて文系卒の私ができることなんて限られています。
じゃあ5年ほど働いてコンピュータ技術で応募するかとも考えたのですが、私が協力隊でやりたいことはPCインストラクターの方が近いと思ったので、そちらに決めました。

システム開発は楽しかったけれど、それを協力隊員として2年間するより、コンピュータのおもしろさを伝える方に興味があったからです。まだ将来を決めていない子どもたちがコンピュータに興味を持って、その分野に進みたいな~なんて思えるようになったらすてきだな~って(夢見がちですがw)。f:id:h283-namibia:20170331204636j:plain

 参考までに、私の同期の前職はこんな感じ↓です。

  • コンピュータ技術:全員SE
  • PCインストラクター:10人中SE4人、他は営業、技術営業、事務など

余談ですが、最後に年齢層について。
PCインストラクターは実務を最低2年積んでから応募してください~という感じだったので、24、5歳の同期とかいるのかなと思っていたら、訓練開始時27歳の私がまさかの最年少でした。ちなみに同い年は3人います。PC隊員の同期、平均年齢高めでした笑。でも大好きなメンバーです。

それではこの辺で。
面接や合格発表の時のことはまた追って書いてみたいと思います。

春がやってきた

とってもとってもお久しぶりです。ナミビア北部の街ツメブのセカンダリースクールで活動しています、りーです。約2ヵ月も更新が途絶えていましたが元気です。

知らない間に、週刊はてなブログという、はてなブログ編集部か気になるブログをピックアップする記事に私のブログが紹介されていました。「こんなところにはてなブロガー!」アフリカ編の、ナミビア代表みたいな感じでw
子どもたちの生活について書かれたエントリーをご紹介、として習い事をはじめたことに関するこの記事へのリンクが載っていました。ありがとうございますw

 

さて、前回の記事からあった主なこと。

・2学期の期末試験実施
・2学期終了
・1週間半ほどのターム休み
・Ongwediva Annual Trade Fairというイベントにナミビア隊員で参加して日本紹介
・冬時間が終了し、サマータイム開始
・3学期開始

 

 9月1週目の日曜日からサマータイムが始まりました。そうです、winter is overです。春になりました。ジャカランダの花が咲き始めて、とってもきれいです。f:id:h283-namibia:20170918035149j:plainf:id:h283-namibia:20170918035832j:plainf:id:h283-namibia:20170918040455j:plain
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ジャカランダ、紫の桜ともいわれているそうなんです。任地ツメブには至るところにジャカランダの木が植えられていて、ここが紫の桜並木になるのかな~~なんてわくわくしながらお散歩しています。これからもっときれいに咲くのでしょう。

 

今回のホリデーは1週間半ほどしかなかったので、北部の街オングウェディバで開催されたナミビア最大級のトレードフェア(Ongwediva Annual Trade Fair)に参加した後は任地でゆっくり過ごしました。
トレードフェアでは、たこ焼きとみたらし団子の提供、書道体験、おもちゃ体験をはじめ、日本について紹介しました。f:id:h283-namibia:20170918035952j:plain
メッセージボードを用意し、来場者に書いてもらったのですが、その中で素敵だったものを。f:id:h283-namibia:20170918040048j:plain"I like Japan - when it developed from the poor to create wealth."
貧しいところから富をつくりだすまでに成長した、そんな日本が僕は好きだ、こんな感じでしょうか。

トレードフェアについてはまた詳しく書ければと思っています。

ホリデー中には隊員2名がツメブにやってきたので案内しました。私が通っているAPC(アーツ教室)も紹介!バイオリンを弾いているところを写真におさめてもらいました。f:id:h283-namibia:20170918034329j:plain今学期も通っていますよ。帰国したらバイオリンが欲しくなりそうです。笑

 

3学期が終われば、私のナミビア1年目終了も同然です。あっという間すぎます。。
3学期は12月までですが、例のごとく期末試験は3週間なので11月上旬から開始。そして試験問題の提出までもう1ヵ月を切っています。きゃー。3学期は始まったばかりですが、ゆっくりしている時間はありません。Grade8のシラバス、盛りだくさんのため、全く終わる気配がありません。。。(カウンターパートも多すぎる、と言っていたのでどう頑張っても1年で教えられる量じゃないんだと思います笑)

最近うれしかった3つのこと

こんにちは。

ナミビアのセカンダリースクールで活動している私がここ1,2週間でうれしかったことを3つ。


1.生徒が私に教えてほしいと言ってきた
(すみません、ちょっと話を盛りました。)
2週間ほど前から教育実習生が来ていて、Computer Studiesの授業に加わっています。
教育実習なので、彼も授業をせねばなりません。この前、私の担当のGrade8Cの授業をしてもらったのです。
もちろん教育実習生ですから、なんて、日本で教師経験のない私がそんな偉そうなことは言えませんが、でも、彼の授業を見ていてちょっと生徒が可哀相になったんです。なぜなら、とにかく進める、多く教えることがいいと思っているんじゃないかと言わんばかりにものすごいスピードで進める、生徒がついてきているかの確認は二の次、そんな感じだったからです。
あ~私ならこう教えるな~と思うところが多くて、なんだか私も"先生"が板についてきたのかもしれません。

すると次の授業の日にある生徒が「もう一人の先生はまた来るの?あの先生、説明が早すぎて理解できなかったからMs(私のこと)がもう一回教えてよ。」と言ってきたのです。
やはりそうだったか…生徒も同じことを感じていたか…と安心したと同時に、生徒ありがとう~とうれしくなりました。
彼にしてみれば、とにかく誰でもいいからもう一回教えてほしかったのかもしれません。でもここは、"私に"教えてほしかったと捉えることにしようと思います。笑

後日、きちんとパワポを用意して私のやり方で教えましたよ。

きっと私の強みは地味にこだわったパワポハンドアウト作りとかなんだろうなと、教育実習生の授業を見て、また、生徒に言われて再確認しました。

ちなみにこの生徒、今日の授業終わりに「Ms~、今日が最後の日だよ~」と言ってきました。え?!3学期から転校するの?!と思って聞いたら、今日が2学期の授業最終日だから今学期会うのが最後だということでした。私のとっさの理解力w でもそんなこと言ってきてくれるの、かわいいですね。


2.HODに試験問題を褒めてもらった
前回の記事に書いたように、期末試験の問題はHODに提出します。
私はGrade8のComputer Studiesの試験問題を作成し、先日HODからOKが出ました。
その際、彼女に「この問題あなたが作ったの?好きだわ。」と言ってもらえました。
カウンターパートが作成した1学期の試験問題を基本的には踏襲しているので、具体的にどこを気に入ってもらえたのかはわかりません。でも地味にこだわった設問もあるので、そこかなと思っています。

そして上記同様、自分の強みに気付かされ、これからもきめ細かな教材作りは怠らずに続けようと決めたのでした。


3.プログラミングに興味を持っている生徒がいる
Grade9(中3)からGrade11(高2)は今学期、アルゴリズムを学習していました。
数字を入力してその数字が偶数なら2乗、奇数なら3乗するプログラムを書きなさい、とか
1から100までの数字で素数を表示するプログラムを書きなさい、とか、そんなことを習っていました。
コードこそ書きませんが(ノートにフローチャートや疑似コードを手書きしています)、結構楽しそうなんです。いや、楽しそうというより楽しいんです。生徒よりも楽しんでいるのは私かもしれません。笑

たとえば、数字を入力してその数字が偶数なら2乗、奇数なら3乗するプログラムはこんな感じ↓です。

    Begin
    num <-- 0
    ans <-- 0
    Enter num
    If num MOD 2 = 0 Then
        ans <-- num*num
    Else
        ans <-- num*num*num
    End {If}
    Output ans
    End

結構本格的でしょ?
たまに、いや~実際にこれじゃエラー出るよ~と思うものもあるのですが、そこは目を瞑っています。笑

そんな中、Grade11の生徒が、実際のプログラムはどうなっているのかと聞いてきました。
こうなったら…!と家に帰って早速XAMPPをインストール。XAMPPとはプログラミング言語の一つであるPHPを使って開発できる環境を作るソフトみたいなものです。無料です。
授業で書いたアルゴリズムプログラミング言語ではこう動くんだよ、と見せることにしました。
コードを書くなんて実に1年ぶり…!とても簡単なアルゴリズムなのに、書いてみると想定していたものが表示されなかったりエラーを出したり、想像以上に忘れていて驚愕です。

さらに、もっと難しい問題を解きたい、とのことだったのでネットで調べて、Fizz Buzzや夏季オリンピックの開催年を表示するプログラムなどを宿題として出しました。
もちろん私はそれをPHPで書き、ローカル環境で動かし、生徒に見せます。
そして生徒がやってきたものをそのままPHPで書いて、君のはここがこうだから実際にはこう動いちゃうよ、と教えます。完全マンツーマンで。

なんだこの私のやる気、、、笑
でも、それはきっとうれしかったから。

ソースコードなんて恥ずかしすぎてとてもお見せできませんが、これ↓が私が作ったページの一部です。f:id:h283-namibia:20170726063602p:plain数字を入力してsubmitボタンを押すとf:id:h283-namibia:20170726065924p:plain答えが出ます。シンプルです。笑

もともと、私の要請の要望調査票にはコンピュータの構成やワード、エクセル、データベースに加えて基本的なアルゴリズム、プログラミングも教える可能性があるとの記載がありました。でも、まさかほんとうに(簡単ですが)プログラミングをして生徒に見せる日が来るとは思いませんでした。前職の知識が活かせてちょっと満足です。

 

ここ1,2週間でうれしかったこと、としましたが、これらは2学期でうれしかったことの上位です。来学期もわたしらしく、やっていきます。(まだまだ2学期は終わりませんが…)

学期末のあれこれ

わーー久しぶりの更新です。こんにちは。

特段忙しかったわけでも、書きたいネタがなかったわけでもないのに、遠ざかっていました。むしろ書きたいことが多すぎて、どこから手を付けようかと思っているうちに書くこと自体やめていました笑。

5月30日から始まった2学期、気が付けば明日(7月25日)で授業終了です。
2学期が終わるのは8月下旬です。あれ、あと1ヵ月もあるのに、授業はもうないの?はい、ありません。

さて、そこで今日は学期末のあれこれをご紹介します。

  • 試験期間

期末試験:7月27日から8月18日まで。17日間。長い。
一日あたりの試験数:1科目。たった1科目。
各生徒の試験数:10科目あるかないかくらい。日本と変わらないか。

17日間、生徒は毎日07:00から12:30まで学校に来て、決められた時間にテストを受けます。テストがない時間はひたすらテスト勉強です。つまり一日中テスト勉強できる日が何日もあるんです。
なにこれゆるい…!とか思ってしまいます。
1学期は朝一でテストを受け、その後は30分授業が7限までありましたが、2・3学期は試験期間中の授業はありません。

  • 試験問題その1

前述のように期末試験は7月末から。しかし、7月上旬までに試験問題をHOD(教科長としておきます)に提出する必要があります。
学期末までに授業をどこまで進められるかを考慮して試験問題を作らなくてはなりません。
きっとここまで教えられるだろう、いや、厳しいかな、この問題は次の試験に盛り込もうかな、なんて悩みながら作成しました。そしてなんとぴったり!最終日となる明日、Grade8に少し教えればテスト問題を全て説明したことになります!ナイス!笑

HODが試験問題を確認し、OKが出ればサインをもらい、7月中旬から順次印刷です。つまり、早々と試験問題が生徒の人数分用意されているのです。もちろん印刷はきれいですよ。
きっちり運営されているな~と感じます。・・当たり前でしょ、と思いましたか?そうですよね。でも、ウチの学校は試験が始まってから問題を印刷し始めていた、という協力隊同期が他国にはいるのです。

  • 試験問題その2

2学期以降の試験問題は科目・レベル・学年によって、州が作成したものがあります。担当の教師は州で統一された試験問題を使用するか、自分たちで作成するかを選べます。州が用意したものはときに簡単すぎることもあるんだとか。
Computer Studiesに関しては全学年で州が作成したものはありませんでした。カウンターパートに聞けば、オシコト州でComputer Studiesを教えているセカンダリースクールは私の配属先を含め3校ほどしかないので、用意されないのだそうです。
余談ですが任地ツメブでComputer Studiesがあるセカンダリースクールは配属先のみ。そう考えると、Computer Studiesを履修できるのってこの地域の生徒にとっては貴重なんですね。

 

ナミビアの小学校で教えている先輩隊員に、2学期は途中で休暇がないから長く感じるよ~と言われていました。たしかに、1月~4月末の1学期は3月に1週間、4月に4日間の休みがありました。加えて、私は2月中旬着任だったのでそもそも約1ヵ月短かったわけです。
それなので2学期は覚悟していたのですが、ほぼ終わりが見えてきた今、あれ、全く問題なかった!あっという間だった!と感じます。でも、すぐに終わってしまうからこそ、1回1回の授業をしっかり、大切に使わなきゃだめですね。
2年間でできることってそんなにないのかもしれません。