最近うれしかった3つのこと
こんにちは。
ナミビアのセカンダリースクールで活動している私がここ1,2週間でうれしかったことを3つ。
1.生徒が私に教えてほしいと言ってきた
(すみません、ちょっと話を盛りました。)
2週間ほど前から教育実習生が来ていて、Computer Studiesの授業に加わっています。
教育実習なので、彼も授業をせねばなりません。この前、私の担当のGrade8Cの授業をしてもらったのです。
もちろん教育実習生ですから、なんて、日本で教師経験のない私がそんな偉そうなことは言えませんが、でも、彼の授業を見ていてちょっと生徒が可哀相になったんです。なぜなら、とにかく進める、多く教えることがいいと思っているんじゃないかと言わんばかりにものすごいスピードで進める、生徒がついてきているかの確認は二の次、そんな感じだったからです。
あ~私ならこう教えるな~と思うところが多くて、なんだか私も"先生"が板についてきたのかもしれません。
すると次の授業の日にある生徒が「もう一人の先生はまた来るの?あの先生、説明が早すぎて理解できなかったからMs(私のこと)がもう一回教えてよ。」と言ってきたのです。
やはりそうだったか…生徒も同じことを感じていたか…と安心したと同時に、生徒ありがとう~とうれしくなりました。
彼にしてみれば、とにかく誰でもいいからもう一回教えてほしかったのかもしれません。でもここは、"私に"教えてほしかったと捉えることにしようと思います。笑
後日、きちんとパワポを用意して私のやり方で教えましたよ。
きっと私の強みは地味にこだわったパワポやハンドアウト作りとかなんだろうなと、教育実習生の授業を見て、また、生徒に言われて再確認しました。
ちなみにこの生徒、今日の授業終わりに「Ms~、今日が最後の日だよ~」と言ってきました。え?!3学期から転校するの?!と思って聞いたら、今日が2学期の授業最終日だから今学期会うのが最後だということでした。私のとっさの理解力w でもそんなこと言ってきてくれるの、かわいいですね。
2.HODに試験問題を褒めてもらった
前回の記事に書いたように、期末試験の問題はHODに提出します。
私はGrade8のComputer Studiesの試験問題を作成し、先日HODからOKが出ました。
その際、彼女に「この問題あなたが作ったの?好きだわ。」と言ってもらえました。
カウンターパートが作成した1学期の試験問題を基本的には踏襲しているので、具体的にどこを気に入ってもらえたのかはわかりません。でも地味にこだわった設問もあるので、そこかなと思っています。
そして上記同様、自分の強みに気付かされ、これからもきめ細かな教材作りは怠らずに続けようと決めたのでした。
3.プログラミングに興味を持っている生徒がいる
Grade9(中3)からGrade11(高2)は今学期、アルゴリズムを学習していました。
数字を入力してその数字が偶数なら2乗、奇数なら3乗するプログラムを書きなさい、とか
1から100までの数字で素数を表示するプログラムを書きなさい、とか、そんなことを習っていました。
コードこそ書きませんが(ノートにフローチャートや疑似コードを手書きしています)、結構楽しそうなんです。いや、楽しそうというより楽しいんです。生徒よりも楽しんでいるのは私かもしれません。笑
たとえば、数字を入力してその数字が偶数なら2乗、奇数なら3乗するプログラムはこんな感じ↓です。
Begin
num <-- 0
ans <-- 0
Enter num
If num MOD 2 = 0 Then
ans <-- num*num
Else
ans <-- num*num*num
End {If}
Output ans
End
結構本格的でしょ?
たまに、いや~実際にこれじゃエラー出るよ~と思うものもあるのですが、そこは目を瞑っています。笑
そんな中、Grade11の生徒が、実際のプログラムはどうなっているのかと聞いてきました。
こうなったら…!と家に帰って早速XAMPPをインストール。XAMPPとはプログラミング言語の一つであるPHPを使って開発できる環境を作るソフトみたいなものです。無料です。
授業で書いたアルゴリズムはプログラミング言語ではこう動くんだよ、と見せることにしました。
コードを書くなんて実に1年ぶり…!とても簡単なアルゴリズムなのに、書いてみると想定していたものが表示されなかったりエラーを出したり、想像以上に忘れていて驚愕です。
さらに、もっと難しい問題を解きたい、とのことだったのでネットで調べて、Fizz Buzzや夏季オリンピックの開催年を表示するプログラムなどを宿題として出しました。
もちろん私はそれをPHPで書き、ローカル環境で動かし、生徒に見せます。
そして生徒がやってきたものをそのままPHPで書いて、君のはここがこうだから実際にはこう動いちゃうよ、と教えます。完全マンツーマンで。
なんだこの私のやる気、、、笑
でも、それはきっとうれしかったから。
ソースコードなんて恥ずかしすぎてとてもお見せできませんが、これ↓が私が作ったページの一部です。数字を入力してsubmitボタンを押すと答えが出ます。シンプルです。笑
もともと、私の要請の要望調査票にはコンピュータの構成やワード、エクセル、データベースに加えて基本的なアルゴリズム、プログラミングも教える可能性があるとの記載がありました。でも、まさかほんとうに(簡単ですが)プログラミングをして生徒に見せる日が来るとは思いませんでした。前職の知識が活かせてちょっと満足です。
ここ1,2週間でうれしかったこと、としましたが、これらは2学期でうれしかったことの上位です。来学期もわたしらしく、やっていきます。(まだまだ2学期は終わりませんが…)
学期末のあれこれ
わーー久しぶりの更新です。こんにちは。
特段忙しかったわけでも、書きたいネタがなかったわけでもないのに、遠ざかっていました。むしろ書きたいことが多すぎて、どこから手を付けようかと思っているうちに書くこと自体やめていました笑。
5月30日から始まった2学期、気が付けば明日(7月25日)で授業終了です。
2学期が終わるのは8月下旬です。あれ、あと1ヵ月もあるのに、授業はもうないの?はい、ありません。
さて、そこで今日は学期末のあれこれをご紹介します。
- 試験期間
期末試験:7月27日から8月18日まで。17日間。長い。
一日あたりの試験数:1科目。たった1科目。
各生徒の試験数:10科目あるかないかくらい。日本と変わらないか。
17日間、生徒は毎日07:00から12:30まで学校に来て、決められた時間にテストを受けます。テストがない時間はひたすらテスト勉強です。つまり一日中テスト勉強できる日が何日もあるんです。
なにこれゆるい…!とか思ってしまいます。
1学期は朝一でテストを受け、その後は30分授業が7限までありましたが、2・3学期は試験期間中の授業はありません。
- 試験問題その1
前述のように期末試験は7月末から。しかし、7月上旬までに試験問題をHOD(教科長としておきます)に提出する必要があります。
学期末までに授業をどこまで進められるかを考慮して試験問題を作らなくてはなりません。
きっとここまで教えられるだろう、いや、厳しいかな、この問題は次の試験に盛り込もうかな、なんて悩みながら作成しました。そしてなんとぴったり!最終日となる明日、Grade8に少し教えればテスト問題を全て説明したことになります!ナイス!笑
HODが試験問題を確認し、OKが出ればサインをもらい、7月中旬から順次印刷です。つまり、早々と試験問題が生徒の人数分用意されているのです。もちろん印刷はきれいですよ。
きっちり運営されているな~と感じます。・・当たり前でしょ、と思いましたか?そうですよね。でも、ウチの学校は試験が始まってから問題を印刷し始めていた、という協力隊同期が他国にはいるのです。
- 試験問題その2
2学期以降の試験問題は科目・レベル・学年によって、州が作成したものがあります。担当の教師は州で統一された試験問題を使用するか、自分たちで作成するかを選べます。州が用意したものはときに簡単すぎることもあるんだとか。
Computer Studiesに関しては全学年で州が作成したものはありませんでした。カウンターパートに聞けば、オシコト州でComputer Studiesを教えているセカンダリースクールは私の配属先を含め3校ほどしかないので、用意されないのだそうです。
余談ですが任地ツメブでComputer Studiesがあるセカンダリースクールは配属先のみ。そう考えると、Computer Studiesを履修できるのってこの地域の生徒にとっては貴重なんですね。
ナミビアの小学校で教えている先輩隊員に、2学期は途中で休暇がないから長く感じるよ~と言われていました。たしかに、1月~4月末の1学期は3月に1週間、4月に4日間の休みがありました。加えて、私は2月中旬着任だったのでそもそも約1ヵ月短かったわけです。
それなので2学期は覚悟していたのですが、ほぼ終わりが見えてきた今、あれ、全く問題なかった!あっという間だった!と感じます。でも、すぐに終わってしまうからこそ、1回1回の授業をしっかり、大切に使わなきゃだめですね。
2年間でできることってそんなにないのかもしれません。
習い事をはじめました。
こんにちは。
任地ツメブにArts Performance Centre (APC)というところがあります。APCはナミビアのアーツ促進のために設立され、NPOが運営しています。APCを紹介した記事で、創設者かつディレクターのLisさんは次のように述べています。
"APC was created for young people who have no hope for a good future, due to the circumstances they grow up in."
そういうことです。
ここで、バイオリンとビジュアルアーツ(デッサンなど)を習いはじめました。
私、楽譜はすらすら読めないしピアノは弾けないし音痴だし絵は下手だし、つまり芸術センスはないんです。もちろんバイオリンなんて触ったこともありません。それなのに…ふふ。
ちなみに、ここの存在はナミビアに到着して比較的すぐに先輩隊員から教わり、知っていました。ツメブに住みはじめてからも週に何度もAPCの前を通っていたのですが、毎回機会を逃し(入る勇気がなく、という方が正しい)、気づけば足を踏み入れるまでに5ヵ月も経っていました。きゃー。
驚くことに、なんと一学期N$50(約400円)で以下の科目から3つまで習い放題!選べる楽器、細かくないですか?ハープも習いたかったのですが、ハープの先生(Lisさん)が一番難しい楽器よ、と言ったので、とりあえずお預けです。バイオリンが弾けるようになってから…。でもマリンバも気になる。。音色がきれいなの。。
午前は大人コース、午後は子どもコースとのことですが、午前は私が活動中で行けないので、午後に小中高生に混ざって習っています。なかには私の教え子も数名います。学校では先生をしているけれど、ここでは同じ生徒です。ちょっと恥ずかしいです。デッサンなんて、その教え子の方がうまいくらいなんです。
毎日1時間×2コマで通っているので平日が一気に忙しくなりました(笑)
レッスンは各教室内でやったり、外のベンチ(上の写真がそのベンチ)でやったりします。APCの前を通るだけでも色んな楽器の音が聞こえてくるんですよ。
放課後に楽器や絵、ダンスを習えるってツメブすごいなと、改めて自分の任地に驚きました。小学校低学年くらいの小さな子が一人前に色んな楽器を演奏しているんですよ。子どもたちにとっても、いい環境ですよね。
バイオリンの先生に、日本にもAPCのようなところはあるのかと聞かれたので、ないと答えました。こんな豊富に楽器を習えるところ、私は思い浮かびませんでした。街中の音楽教室って週1回のレッスンで月5000円は軽くしますよね。それを伝えたらもちろん驚いていました。そりゃそうです、ここは楽器等3つ×週5回×4ヵ月ほどで400円ですから。
そんなAPCで先日、コンサートがありました。
オープニングダンス子どもオーケストラ先生+上級生徒オーケストラ他にもクラリネット、チェロ、ブラスバンド、マリンバなどなど、約1時間の発表会でした。上手下手は置いておいて、子どもたちは可愛かったし先生はいくつ楽器演奏できるの?!と驚いたし、楽しみました。
APCに通いだしたのは、バイオリンとデッサンへの興味以上に、何よりローカルな人との関わりを作りたいという思いからでした。
私がふだん接するのは同僚と一部の生徒のみで、活動も平日13時以降はフリーです。地域住民と話すことはありません。週末含め、ひたすら部屋にこもる日々です。せっかく外国に住んでいるのに、全く現地に溶け込んでいないことに焦りを感じていたのです。
まだ習いはじめて3週間ほどですが、なんだか、着実に、目的を達成していけるような気がしています。この調子、この調子。
「アフリカ」に対する先入観
こんにちは。
今日は、「アフリカ」に対して勝手に抱いていた先入観を正してみたいと思います。
※ただし、世界銀行の定義で高中所得国に分類されるナミビアで、かつそれなりの街で生活している私の主観です。
※そして長文です。
私、今でこそナミビアに派遣されてよかったって心の底から思いますが、合格通知を受け取った時はアフリカへ2年間行くのか…というのが正直な気持ちでした(協力隊受験から派遣までのことは追々記事にする予定です)。
だって、「アフリカ」というと貧困、飢餓、内戦のイメージが先行していましたから。これら、私の小学生の頃の知識から進歩していません。笑。大学院時代に同期が、修士論文執筆のためにガーナやウガンダに調査へ行くという時も、すっごく未知の世界に行くんだ~と思うくらいでした。
それほど疎かったのですが、「アフリカ」とひとくくりにしていたこと自体、大きな誤りだし知識不足だったなと思います。
それでは本題。
- 暑い
- 黒人
- 赤土のでこぼこ道
- 古い日本車が多い
- とうもろこしの粉をお湯で練ったシマと豆をよく食べる
- みんな視力がいい
- 柄が派手で可愛いオーダーメイドの洋服を着て生活している
- 野菜はマーケットで現地の人と交渉しながら購入する
- 物価は安い
私が抱いていた先入観はこんなものでしょうか。
では、実際はどうだったのか、1つずつ見ていきます。
- 暑い
×
アフリカにも冬が存在するところはあります。寒いです。
南半球にあるナミビアは今が冬。朝晩の気温も1桁台になってきました。朝学校へ行く時は半袖にカーディガン、その上からダウンか厚めのカーディガンを羽織っています。半袖を着ているのは、昼間は25度位まで気温が上がるからです(でも最近は昼間も長袖のままでいることも…)。外は暑くても室内は寒く、部屋では常に長袖にフリースです。 - 黒人
×
エジプトやチュニジアなどの北アフリカ以外(つまりサブサハラアフリカ)は黒人ばかりが住んでいるイメージでした。しかし、南部アフリカ(南アフリカ、ナミビア、ジンバブエなど)には白人も住んでいます。
ナミビアに関しては、首都ウィントフックや大西洋沿いのスワコップムントをはじめ、中部・南部に白人が多く、北部は黒人ばかりです。私の任地ツメブは北部ですが、白人が結構住んでいます(ドイツ植民地時代の歴史が関係しています)。ちなみに同僚の3分の1は白人です。 - 赤土のでこぼこ道
△
そういうところもあるのでしょうが、全部が全部そうではありません。私の任地の道路はアスファルトで舗装されています。
アフリカの道路って、でこぼこしていて車に乗っている時の衝撃が強くて体が宙に浮く!みたいなものを想像していました。ナミビア国内を旅行していると未舗装の道もありますが、想像していたものは未経験です。 - 古い日本車が多い
△
全部が全部そうではありません(2回目)。
タクシーに使われている車は古いものが多いです。でも、街中で走っている車は全体的にきれいな気がします。
ナミビアではもちろん日本車もたくさん見ますが、ベンツ、BMW、アウディ、フォルクスワーゲンといったドイツ車の方が多く走っているのではないかと。
政府の車なんて、とってもきれいなピッカピカの黒塗りのベンツやBMWだったりトヨタだったりしますからね。道路に停まっているとかっこいいですw(走っていてもかっこいいw)もちろん、ふつうの車体の政府の車もあります。 - とうもろこしの粉をお湯で練ったシマと豆をよく食べる
△
全部が全部そうではありません(3回目)。
とうもろこしの粉をお湯で練った食べ物、地域によって呼び方が違います。ナミビアではパップやポリッチと呼ばれていて、皆食べているようです。私はまだ2回しか口にしていません。つまり、シマや豆を毎食食べなくても生活はできます。とはいえ、ナミビアでもローカルな食べ物といったらやっぱりパップは外せません(あとはお肉)。
学校でよく寮のランチをもらうのですが、炭水化物はスパゲッティかマカロニかお米です。ゆえにランチにパップは提供されておらず、メインの肉か魚と、野菜と炭水化物が日々のメニューです(写真参照)。 - みんな視力がいい
×
これこそ、私が結構決めつけていたことです。でも、実際は違います。
眼鏡をかけている人はいます。それも結構います。思い込みってこわい。
私は視力が悪いのですが、アフリカで眼鏡って目立ちそうだから毎日コンタクトの方がいいかな、なんて思っていました。でもそんな心配無用で、毎日眼鏡生活です。おかげで、1年分持ってきたワンデーのコンタクトが全く減らず困っています。 - 柄が派手で可愛いオーダーメイドの洋服を着て生活している
△
全部が全部そうではありません(4回目)。
日常生活でそのような洋服を着ている人はほぼ見かけません。ナミビアには想像していた「アフリカっぽい」布はないし、売られていても輸入品で高いんだとか。
アフリカでは女性教師はスカートだよ、と日本にいる時に言われていて、まあスカートは現地で作ってもらえばいいや~と思っていたんです。でも、実際は布もテイラー(仕立て屋)さんも見ないし、ナミビアは(私の配属先は?)そもそもスカートを履く必要のない環境でした!スキニーパンツにピンヒールの同僚もいますから。スカート嫌いだから助かった。。
可愛い柄のワンピース作ってもらう気まんまんだったのにーーー!と残念ですが、ザンビアやタンザニア、マラウイなどではゲットできるので、それらの国々へ行くことを楽しみにしています。 - 野菜はマーケットで現地の人と交渉しながら購入する
△
全部が全部そうではありません(5回目)。
野菜だけでなく、全ての買い物はスーパーでしています。マーケットで一週間分の食材を購入する生活をするんだろうなと思っていたのですが、ナミビアは違ったようです。 - 物価は安い
△
全部が全部そうではありません(6回目)。
ナミビアは日本と変わらないと思っておくのが正解です。というのも、日本より安いものもあれば(肉類、野菜、ビール、ワイン、タクシーなど)、高いものもある(一部の野菜と日用品など)からです。ほとんど南アフリカからの輸入品なので高いわけです。
野菜が日本より安いと書きましたが、あくまで日本よりは安いだけで、他のアフリカ諸国と比べると高いはずです。ウガンダとマラウイにいる同期から聞いた話だけですが、彼女たちが求めている野菜・果物の安さに衝撃を受けましたから…!
いかがでしたか。△が多すぎますね。でも、私の任地での生活だけで言うと、「3. 古い日本車が多い」のみ△で、それ以外は全部×です。つまり日常生活において、抱いていた先入観はほぼ全て払拭されたようなものです。
ナミビアで生活してもうすぐ半年になる今もなお、アフリカにいる感じがしないな~としばしば思うのですが、これって、上記の先入観を持っているからなんですよね。ナミビアは所得格差が激しいので、先進国と変わらない生活をしている人も一部います(主に白人)。
最後になりましたが、これはあくまで、ナミビア・ツメブでの話。あくまで、私の主観。きっと、○が多くつく地域もあるはず。でも、アフリカ(サブサハラアフリカ)の全部が全部そうじゃないってこと。
配属先でのインターハイ
こんにちは。
先週末、配属先の学校でインターハイがありました。
インターハイと聞くと高校の全国大会をイメージしますが、2校で対決するイベントです。
対戦校はツメブから南へ200キロほど離れたところのセカンダリースクール。毎年開催しているようです。
競技はラグビー、ホッケー、サッカー、ネットボール、テニス、バレーボール、ディベート、チェス等です。
ということで観戦しました!
感想:この学校で中高時代を過ごすのって絶対楽しい。
女子ホッケー
男子ホッケー
ラグビーU-15
チア
ラグビー
カウンターパートから、ラグビーは一番の目玉で、毎年最終種目だと聞いていたのですが、本当にすごい盛り上がりでした。観客席も生徒でいっぱい!選手が入場する時は両校の生徒たちが花道を作って大歓声で迎えます。
何より驚いたのが、Arrival of champgane girlsというもの。
ラグビーの試合開始前にグラウンドに車が現れ、
車から両校のミスが降り、ラグビー部主将にエスコートされ、両校の校長と主将にシャンパン(ジュース)を渡します。ミスはドレスにハイヒールを履いてタスキをかけています。かわいい。
私のいとこはラグビーをしていて、高校時代は花園で優勝しています。当時中学生だった私は全試合観にいったこともあって、高校生のラグビー観戦は結構好きなんです。
だから、インターハイのラグビーは生徒並みにわくわくしていました。配属先が勝ったし、楽しかったです!
ちなみに、スポーツチームにはスポンサーがついているんです。なんだか本格的…!
配属先がますます好きになったイベントでした。
校則が厳しい女子校で育った私にとって、楽しんでいる生徒たちがとても羨ましく感じられるのでした。
結果は負けてしまったけれど、来年頑張ってほしいです。(来年は対戦校で開催されるはずなので観にいけないだろうな。。)
授業改善の結果
こんにちは。
前回の記事の続きです。
昨日Grade8にテストをし、採点して今日の授業で返却しました。
さて、気になる結果は…
残念ながら(おそらく)効果なし!
相変わらずの出来だったのです。。。かなしすぎて、文字も小さくなっちゃいました。笑
テストは前回より易しい。にもかかわらず、平均点は前回より低い。サービス問題を盛り込んでいるのに、不正解。絶望的。
上位クラスの中には高得点を取れている生徒もいます。だから、別にテスト問題が難しいわけではないはずなのですが…(言い聞かせ)。
私が担当しているのは下位クラス。他の先生方も頭を悩ます、うるさくて勉強しないで有名な(?)クラス。だから、コンピュータ・スタディーズだけでなく他の教科の成績もお世辞にもいいとは言えません。
じゃあコンピュータ・スタディーズの成績が悪いのも当然か、と思ってしまうのは事実だけど、でも、そうやって結論づけて終わりにしたくはないんです。その言い訳って逃げ道を作っているみたいですから。
たとえ今はテストの成績がよくなくても、コンピュータに興味を持ってくれたらそれでいいじゃないかって思います。興味を持てば自ずと姿勢は変わるだろうからです。
確かに、進級したり卒業試験に合格したりするには筆記試験でしっかり結果を残すことは求められます。でも、暗記をすれば高得点が取れるってなんか違う、それって根本的に理解しているとは言えないもん、って思いながら高校時代を過ごした私には、やっぱりしっくりきません。
楽しく学びながら、体系的に理解できるような授業を目指していきたいです。具体的にどうするかはその都度考えます。
一教科のみ出来がよろしくない生徒・クラスのその科目の成績をあげるより、全体的に出来がよろしくない生徒・クラスの担当科目の成績をあげる方が難題ですよね。つまり、私がしようとしていることはちょっと無謀なのかもしれません。
ところで、昨日はJICAと配属先とで私の2年間の活動計画について話し合いました。
最近抱いていた葛藤も解消できたし、あとは作成した活動計画書に沿って最大限活動していくのみ!とはいえ、自分のペースで少しずつ進んでいきます。
授業方法の改善
こんにちは。
現在担当しているGrade8(中2)のコンピュータ・スタディーズの授業。
2学期から授業方法を変えてみました。
学校では基本的に教科書は配布されず、毎年貸出です。Grade8のコンピュータ・スタディーズに関しては教科書が人数分ないために貸し出すこともできません。そんな中、どうやって授業をするかというと、用意したパワーポイントの内容を生徒がひたすらサマリブックというノートに書き写すのです。教科書があれば口頭で説明して終わらせられるのに、と思うのですが、そうもいかず…
そもそも学期末になれば教科書を返却せねばならないとなると、きっとサマリブックは彼らに必要なんですよね。だって、Grade10(とGrade12)の時に受ける卒業試験の範囲はGrade8からの内容が含まれるからです。Grade8の時に習った内容が手元に残っていなければ復習もテスト勉強もできません。だから、パワポ丸写し授業はモヤモヤするけれど、実情を考えると仕方のないことなのかもしれない、と言い聞かせてきました。
でもでも、やっぱり無駄です。時間の無駄です。こんなの絶対卒業試験に出ないし私が作る定期テストにも出さないよ!!という無駄な情報まで、生徒は一言一句書き写すのです。(それならそんな内容教えなければいいじゃないかって思われるかもしれないけれど、シラバスに沿って授業しているので一応は教えておかないとな、となるのです。)
そして、2学期からどうしたか。
パワポと同じ内容で、重要なところを穴埋めにしたプリントを配布することにしました。これで、そこまで大事でないことまで書き写す必要がなくなり、授業も早く進むようになりました。ただ、生徒は穴埋め部分を埋めるのに必死で、ちゃんと聞いてくれているのかは定かではありません。笑。
また、適度に演習問題を入れたので、生徒が考える時間が以前よりは増えたと思います。
さて、この改善は吉とでるか凶とでるか。明日、テストをします。採点をするのがちょっと怖いです。どきどき。結果は近々お知らせします。
それにしても、理論を教える授業は頭を悩まします。。
できる限り実物を見せたり、具体例を出してみたりしているけど、どうやったってつまらない。とっつきにくい。理論を楽しく学べる方法ってあるのかな。。そして、私の改善策だって、コピー機、コピー用紙、インクが不自由なく使える学校じゃなきゃ実現し難いから、きっと根本解決でもない。。
そんな葛藤を抱きながら、すこしずつ、成長していくんだろうなと思います(他人事)。