20代最後をナミビアで

青年海外協力隊(2016-3)としてナミビアで中高生にコンピュータの授業を教えています

習い事をはじめました。

こんにちは。

任地ツメブにArts Performance Centre (APC)というところがあります。f:id:h283-namibia:20170625210811j:plainf:id:h283-namibia:20170621042056j:plainf:id:h283-namibia:20170621042513j:plainAPCナミビアのアーツ促進のために設立され、NPOが運営しています。APCのホームページらしきものはあるのですが、残念なことにドイツ語…創設者かつディレクターのLisさんはドイツ系のおばさまなんです。APCを紹介した記事で、Lisさんは次のように述べています。
"APC was created for young people who have no hope for a good future, due to the circumstances they grow up in."
そういうことです。

ここで、バイオリンとビジュアルアーツ(デッサンなど)を習いはじめました。
私、楽譜はすらすら読めないしピアノは弾けないし音痴だし絵は下手だし、つまり芸術センスはないんです。もちろんバイオリンなんて触ったこともありません。それなのに…ふふ。

ちなみに、ここの存在はナミビアに到着して比較的すぐに先輩隊員から教わり、知っていました。ツメブに住みはじめてからも週に何度もAPCの前を通っていたのですが、毎回機会を逃し(入る勇気がなく、という方が正しい)、気づけば足を踏み入れるまでに5ヵ月も経っていました。きゃー。

驚くことに、なんと一学期N$50(約400円)で以下の科目から3つまで習い放題!f:id:h283-namibia:20170702041040j:plain選べる楽器、細かくないですか?ハープも習いたかったのですが、ハープの先生(Lisさん)が一番難しい楽器よ、と言ったので、とりあえずお預けです。バイオリンが弾けるようになってから…。でもマリンバも気になる。。音色がきれいなの。。f:id:h283-namibia:20170625210758j:plain
午前は大人コース、午後は子どもコースとのことですが、午前は私が活動中で行けないので、午後に小中高生に混ざって習っています。なかには私の教え子も数名います。学校では先生をしているけれど、ここでは同じ生徒です。ちょっと恥ずかしいです。デッサンなんて、その教え子の方がうまいくらいなんです。
毎日1時間×2コマで通っているので平日が一気に忙しくなりました(笑)

レッスンは各教室内でやったり、外のベンチ(上の写真がそのベンチ)でやったりします。APCの前を通るだけでも色んな楽器の音が聞こえてくるんですよ。

放課後に楽器や絵、ダンスを習えるってツメブすごいなと、改めて自分の任地に驚きました。小学校低学年くらいの小さな子が一人前に色んな楽器を演奏しているんですよ。子どもたちにとっても、いい環境ですよね。f:id:h283-namibia:20170702045244j:plain
バイオリンの先生に、日本にもAPCのようなところはあるのかと聞かれたので、ないと答えました。こんな豊富に楽器を習えるところ、私は思い浮かびませんでした。街中の音楽教室って週1回のレッスンで月5000円は軽くしますよね。それを伝えたらもちろん驚いていました。そりゃそうです、ここは楽器等3つ×週5回×4ヵ月ほどで400円ですから。

そんなAPCで先日、コンサートがありました。
オープニングf:id:h283-namibia:20170626001650j:plainダンスf:id:h283-namibia:20170625235453j:plain子どもオーケストラf:id:h283-namibia:20170626000556j:plain先生+上級生徒オーケストラf:id:h283-namibia:20170626000852j:plain他にもクラリネット、チェロ、ブラスバンドマリンバなどなど、約1時間の発表会でした。上手下手は置いておいて、子どもたちは可愛かったし先生はいくつ楽器演奏できるの?!と驚いたし、楽しみました。

 

APCに通いだしたのは、バイオリンとデッサンへの興味以上に、何よりローカルな人との関わりを作りたいという思いからでした。
私がふだん接するのは同僚と一部の生徒のみで、活動も平日13時以降はフリーです。地域住民と話すことはありません。週末含め、ひたすら部屋にこもる日々です。せっかく外国に住んでいるのに、全く現地に溶け込んでいないことに焦りを感じていたのです。
まだ習いはじめて3週間ほどですが、なんだか、着実に、目的を達成していけるような気がしています。この調子、この調子。f:id:h283-namibia:20170621041045j:plain

ツメブはエトーシャ国立公園の玄関口の街だけではありません。
ツメブにお越しの際はぜひAPCにもお立ち寄りくださいませ。

「アフリカ」に対する先入観

こんにちは。

今日は、「アフリカ」に対して勝手に抱いていた先入観を正してみたいと思います。
※ただし、世界銀行の定義で高中所得国に分類されるナミビアで、かつそれなりの街で生活している私の主観です。
※そして長文です。

私、今でこそナミビアに派遣されてよかったって心の底から思いますが、合格通知を受け取った時はアフリカへ2年間行くのか…というのが正直な気持ちでした(協力隊受験から派遣までのことは追々記事にする予定です)
だって、「アフリカ」というと貧困、飢餓、内戦のイメージが先行していましたから。これら、私の小学生の頃の知識から進歩していません。笑。大学院時代に同期が、修士論文執筆のためにガーナやウガンダに調査へ行くという時も、すっごく未知の世界に行くんだ~と思うくらいでした。
それほど疎かったのですが、「アフリカ」とひとくくりにしていたこと自体、大きな誤りだし知識不足だったなと思います。

それでは本題。

  1. 暑い
  2. 黒人
  3. 赤土のでこぼこ道
  4. 古い日本車が多い
  5. とうもろこしの粉をお湯で練ったシマと豆をよく食べる
  6. みんな視力がいい
  7. 柄が派手で可愛いオーダーメイドの洋服を着て生活している
  8. 野菜はマーケットで現地の人と交渉しながら購入する
  9. 物価は安い 

私が抱いていた先入観はこんなものでしょうか。
では、実際はどうだったのか、1つずつ見ていきます。

 

  1. 暑い
    ×
    アフリカにも冬が存在するところはあります。寒いです。
    南半球にあるナミビアは今が冬。朝晩の気温も1桁台になってきました。朝学校へ行く時は半袖にカーディガン、その上からダウンか厚めのカーディガンを羽織っています。半袖を着ているのは、昼間は25度位まで気温が上がるからです(でも最近は昼間も長袖のままでいることも…)。外は暑くても室内は寒く、部屋では常に長袖にフリースです。

  2. 黒人
    ×
    エジプトやチュニジアなどの北アフリカ以外(つまりサブサハラアフリカ)は黒人ばかりが住んでいるイメージでした。しかし、南部アフリカ(南アフリカナミビアジンバブエなど)には白人も住んでいます。
    ナミビアに関しては、首都ウィントフックや大西洋沿いのスワコップムントをはじめ、中部・南部に白人が多く、北部は黒人ばかりです。私の任地ツメブは北部ですが、白人が結構住んでいます(ドイツ植民地時代の歴史が関係しています)。ちなみに同僚の3分の1は白人です。

  3. 赤土のでこぼこ道

    そういうところもあるのでしょうが、全部が全部そうではありません。私の任地の道路はアスファルトで舗装されています。
    アフリカの道路って、でこぼこしていて車に乗っている時の衝撃が強くて体が宙に浮く!みたいなものを想像していました。ナミビア国内を旅行していると未舗装の道もありますが、想像していたものは未経験です。

  4. 古い日本車が多い

    全部が全部そうではありません(2回目)。
    タクシーに使われている車は古いものが多いです。でも、街中で走っている車は全体的にきれいな気がします。
    ナミビアではもちろん日本車もたくさん見ますが、ベンツ、BMWアウディフォルクスワーゲンといったドイツ車の方が多く走っているのではないかと。
    政府の車なんて、とってもきれいなピッカピカの黒塗りのベンツやBMWだったりトヨタだったりしますからね。道路に停まっているとかっこいいですw(走っていてもかっこいいw)もちろん、ふつうの車体の政府の車もあります。

  5. とうもろこしの粉をお湯で練ったシマと豆をよく食べる

    全部が全部そうではありません(3回目)。
    とうもろこしの粉をお湯で練った食べ物、地域によって呼び方が違います。ナミビアではパップやポリッチと呼ばれていて、皆食べているようです。私はまだ2回しか口にしていません。つまり、シマや豆を毎食食べなくても生活はできます。とはいえ、ナミビアでもローカルな食べ物といったらやっぱりパップは外せません(あとはお肉)。
    学校でよく寮のランチをもらうのですが、炭水化物はスパゲッティかマカロニかお米です。ゆえにランチにパップは提供されておらず、メインの肉か魚と、野菜と炭水化物が日々のメニューです(写真参照)。

    f:id:h283-namibia:20170702040059j:plain

  6. みんな視力がいい
    ×
    これこそ、私が結構決めつけていたことです。でも、実際は違います。
    眼鏡をかけている人はいます。それも結構います。思い込みってこわい。
    私は視力が悪いのですが、アフリカで眼鏡って目立ちそうだから毎日コンタクトの方がいいかな、なんて思っていました。でもそんな心配無用で、毎日眼鏡生活です。おかげで、1年分持ってきたワンデーのコンタクトが全く減らず困っています。

  7. 柄が派手で可愛いオーダーメイドの洋服を着て生活している

    全部が全部そうではありません(4回目)。
    日常生活でそのような洋服を着ている人はほぼ見かけません。ナミビアには想像していた「アフリカっぽい」布はないし、売られていても輸入品で高いんだとか。
    アフリカでは女性教師はスカートだよ、と日本にいる時に言われていて、まあスカートは現地で作ってもらえばいいや~と思っていたんです。でも、実際は布もテイラー(仕立て屋)さんも見ないし、ナミビアは(私の配属先は?)そもそもスカートを履く必要のない環境でした!スキニーパンツにピンヒールの同僚もいますから。スカート嫌いだから助かった。。
    可愛い柄のワンピース作ってもらう気まんまんだったのにーーー!と残念ですが、ザンビアタンザニアマラウイなどではゲットできるので、それらの国々へ行くことを楽しみにしています。

  8. 野菜はマーケットで現地の人と交渉しながら購入する

    全部が全部そうではありません(5回目)。
    野菜だけでなく、全ての買い物はスーパーでしています。マーケットで一週間分の食材を購入する生活をするんだろうなと思っていたのですが、ナミビアは違ったようです。

  9. 物価は安い

    全部が全部そうではありません(6回目)。
    ナミビアは日本と変わらないと思っておくのが正解です。というのも、日本より安いものもあれば(肉類、野菜、ビール、ワイン、タクシーなど)、高いものもある(一部の野菜と日用品など)からです。ほとんど南アフリカからの輸入品なので高いわけです。
    野菜が日本より安いと書きましたが、あくまで日本よりは安いだけで、他のアフリカ諸国と比べると高いはずです。ウガンダマラウイにいる同期から聞いた話だけですが、彼女たちが求めている野菜・果物の安さに衝撃を受けましたから…!

 

いかがでしたか。△が多すぎますね。でも、私の任地での生活だけで言うと、「3. 古い日本車が多い」のみ△で、それ以外は全部×です。つまり日常生活において、抱いていた先入観はほぼ全て払拭されたようなものです。
ナミビアで生活してもうすぐ半年になる今もなお、アフリカにいる感じがしないな~としばしば思うのですが、これって、上記の先入観を持っているからなんですよね。ナミビアは所得格差が激しいので、先進国と変わらない生活をしている人も一部います(主に白人)。

最後になりましたが、これはあくまで、ナミビア・ツメブでの話。あくまで、私の主観。きっと、○が多くつく地域もあるはず。でも、アフリカ(サブサハラアフリカ)の全部が全部そうじゃないってこと。

 

配属先でのインターハイ

こんにちは。

先週末、配属先の学校でインターハイがありました。
インターハイと聞くと高校の全国大会をイメージしますが、2校で対決するイベントです。
対戦校はツメブから南へ200キロほど離れたところのセカンダリースクール。毎年開催しているようです。
競技はラグビー、ホッケー、サッカー、ネットボール、テニス、バレーボール、ディベート、チェス等です。

ということで観戦しました!
感想:この学校で中高時代を過ごすのって絶対楽しい。 

女子ホッケーf:id:h283-namibia:20170702020806j:plainf:id:h283-namibia:20170702021527j:plain

 男子ホッケーf:id:h283-namibia:20170702002035j:plain

ネットボールf:id:h283-namibia:20170702001355j:plain

ラグビーU-15f:id:h283-namibia:20170702003532j:plainf:id:h283-namibia:20170702004311j:plain

チアf:id:h283-namibia:20170702005837j:plain

ラグビーf:id:h283-namibia:20170702010448j:plainf:id:h283-namibia:20170702014514j:plain
カウンターパートから、ラグビーは一番の目玉で、毎年最終種目だと聞いていたのですが、本当にすごい盛り上がりでした。観客席も生徒でいっぱい!f:id:h283-namibia:20170702005111j:plain選手が入場する時は両校の生徒たちが花道を作って大歓声で迎えます。f:id:h283-namibia:20170702013926j:plain
何より驚いたのが、Arrival of champgane girlsというもの。
ラグビーの試合開始前にグラウンドに車が現れ、f:id:h283-namibia:20170702011006j:plain
車から両校のミスが降り、ラグビー部主将にエスコートされ、f:id:h283-namibia:20170702011800j:plain両校の校長と主将にシャンパン(ジュース)を渡します。f:id:h283-namibia:20170702012423j:plainミスはドレスにハイヒールを履いてタスキをかけています。かわいい。f:id:h283-namibia:20170702013243j:plain

私のいとこはラグビーをしていて、高校時代は花園で優勝しています。当時中学生だった私は全試合観にいったこともあって、高校生のラグビー観戦は結構好きなんです。
だから、インターハイラグビーは生徒並みにわくわくしていました。配属先が勝ったし、楽しかったです!

f:id:h283-namibia:20170702015957j:plain

ちなみに、スポーツチームにはスポンサーがついているんです。なんだか本格的…!

配属先がますます好きになったイベントでした。
校則が厳しい女子校で育った私にとって、楽しんでいる生徒たちがとても羨ましく感じられるのでした。

結果は負けてしまったけれど、来年頑張ってほしいです。(来年は対戦校で開催されるはずなので観にいけないだろうな。。)

授業改善の結果

こんにちは。

前回の記事の続きです。
昨日Grade8にテストをし、採点して今日の授業で返却しました。

さて、気になる結果は…

 

残念ながら(おそらく)効果なし!

 

 

相変わらずの出来だったのです。。。かなしすぎて、文字も小さくなっちゃいました。笑
テストは前回より易しい。にもかかわらず、平均点は前回より低い。サービス問題を盛り込んでいるのに、不正解。絶望的。
上位クラスの中には高得点を取れている生徒もいます。だから、別にテスト問題が難しいわけではないはずなのですが…(言い聞かせ)。

私が担当しているのは下位クラス。他の先生方も頭を悩ます、うるさくて勉強しないで有名な(?)クラス。だから、コンピュータ・スタディーズだけでなく他の教科の成績もお世辞にもいいとは言えません。
じゃあコンピュータ・スタディーズの成績が悪いのも当然か、と思ってしまうのは事実だけど、でも、そうやって結論づけて終わりにしたくはないんです。その言い訳って逃げ道を作っているみたいですから。

たとえ今はテストの成績がよくなくても、コンピュータに興味を持ってくれたらそれでいいじゃないかって思います。興味を持てば自ずと姿勢は変わるだろうからです。
確かに、進級したり卒業試験に合格したりするには筆記試験でしっかり結果を残すことは求められます。でも、暗記をすれば高得点が取れるってなんか違う、それって根本的に理解しているとは言えないもん、って思いながら高校時代を過ごした私には、やっぱりしっくりきません。
楽しく学びながら、体系的に理解できるような授業を目指していきたいです。具体的にどうするかはその都度考えます。

一教科のみ出来がよろしくない生徒・クラスのその科目の成績をあげるより、全体的に出来がよろしくない生徒・クラスの担当科目の成績をあげる方が難題ですよね。つまり、私がしようとしていることはちょっと無謀なのかもしれません。

 

ところで、昨日はJICAと配属先とで私の2年間の活動計画について話し合いました。
最近抱いていた葛藤も解消できたし、あとは作成した活動計画書に沿って最大限活動していくのみ!とはいえ、自分のペースで少しずつ進んでいきます。

 

授業方法の改善

こんにちは。

現在担当しているGrade8(中2)のコンピュータ・スタディーズの授業。
2学期から授業方法を変えてみました。

学校では基本的に教科書は配布されず、毎年貸出です。Grade8のコンピュータ・スタディーズに関しては教科書が人数分ないために貸し出すこともできません。そんな中、どうやって授業をするかというと、用意したパワーポイントの内容を生徒がひたすらサマリブックというノートに書き写すのです。教科書があれば口頭で説明して終わらせられるのに、と思うのですが、そうもいかず…
そもそも学期末になれば教科書を返却せねばならないとなると、きっとサマリブックは彼らに必要なんですよね。だって、Grade10(とGrade12)の時に受ける卒業試験の範囲はGrade8からの内容が含まれるからです。Grade8の時に習った内容が手元に残っていなければ復習もテスト勉強もできません。だから、パワポ丸写し授業はモヤモヤするけれど、実情を考えると仕方のないことなのかもしれない、と言い聞かせてきました。

でもでも、やっぱり無駄です。時間の無駄です。こんなの絶対卒業試験に出ないし私が作る定期テストにも出さないよ!!という無駄な情報まで、生徒は一言一句書き写すのです。(それならそんな内容教えなければいいじゃないかって思われるかもしれないけれど、シラバスに沿って授業しているので一応は教えておかないとな、となるのです。)

そして、2学期からどうしたか。
パワポと同じ内容で、重要なところを穴埋めにしたプリントを配布することにしました。これで、そこまで大事でないことまで書き写す必要がなくなり、授業も早く進むようになりました。ただ、生徒は穴埋め部分を埋めるのに必死で、ちゃんと聞いてくれているのかは定かではありません。笑。
また、適度に演習問題を入れたので、生徒が考える時間が以前よりは増えたと思います。

さて、この改善は吉とでるか凶とでるか。明日、テストをします。採点をするのがちょっと怖いです。どきどき。結果は近々お知らせします。

それにしても、理論を教える授業は頭を悩まします。。
できる限り実物を見せたり、具体例を出してみたりしているけど、どうやったってつまらない。とっつきにくい。理論を楽しく学べる方法ってあるのかな。。そして、私の改善策だって、コピー機、コピー用紙、インクが不自由なく使える学校じゃなきゃ実現し難いから、きっと根本解決でもない。。
そんな葛藤を抱きながら、すこしずつ、成長していくんだろうなと思います(他人事)。

f:id:h283-namibia:20170621042212j:plain

 

教え子を亡くした話

こんにちは。

さて、ナミビアは交通事故がとっても多い国です。
整備されたきれいな道路がまっすぐ続き、走っている車は少ないです。でも、そうなると必然的にスピードが出せてしまうんですよね。主要幹線道路の制限速度は時速120キロですが、運転手は時速約140キロで走ることもしばしば。。f:id:h283-namibia:20170610230434j:plainこんなに見晴らしがいい一本道でどうやって事故が起こるの?!と思うのですが、起こるのです。片側一車線の道路で車を追い越そうとしたけど失敗したとすると…互いに例えば時速150キロで走ってきた車がぶつかったら…言わなくてもわかりますね。。

5月のホリデー中にも交通事故は起こり、私の教え子が亡くなりました。ナミビア北部から首都へ向かう道路の、首都近辺で発生した大規模な事故だったようです。
交通事故で〇〇と彼のお母さんが亡くなった、と校長から教職員全体に連絡がきた時、どことなく見覚えのある名前で‥私が教えていた生徒でした。旅行中の車内でこれを知り、嘘でしょ‥となりました。

私は学校に着任し、授業をしてまだ3ヶ月ほど。全校生徒約880人のうち約230人に教えている中で、名前と顔が一致している生徒なんて恥ずかしながら20人ほどしかいません。そのうちの1人です。。こんなことってあるのでしょうか。。

彼は私が担当する25人クラスの中で唯一テストで高得点を採る生徒だったのです。出来のよくないクラスだけど、彼に賭けて、彼を原動力に、2学期から頑張ろう、と意気込んでいた矢先のこの知らせ。。気分はずぅーーんとします。彼と絡んだことは3回ほどしかないけれど、思い入れがあったからか、鮮明に覚えているんです。
期末テストを返却した時に、最高点誰?って聞いてきて、君だよ、って言ったらすっごい喜んでいたこととか。
教科書を買いたい人はいるか教室で尋ねたら、真っ先に手を上げて、どうしたらいいの?って聞いてきたこととか。
最後に会ったのは、ドイツ人ボランティア2人とカフェからお家へ帰る時。赤いTシャツを着てサッカーをしながら"Good afternoon, Ms!"って挨拶してくれたこととか。

新学期、教室に行くまで彼が亡くなったことは信じられないなと思っていましたが、やはり現実でした。今後は24人になったクラスで授業をしていきます。そして2学期以降、このクラスの平均点は彼がいないことにより、さらに下がってしまうのでしょう。。でもそうはさせないように努力するのみです。

 

きっとナミビアにいると交通事故は身近に起こるもの。日本にいるより「死」は身近にあるもの。

私が住むツメブはB1という主要幹線道路上にある街です。このB1、南は南アフリカ国境から、北はアンゴラ国境まで、ナミビア南北をつないでいます。首都に行く際は必ず通る必要があります。そして、事故が多いのもこの道路です(教え子が亡くなった交通事故もB1で発生しました)。
これまで5回ほど任地から首都へ行っていますが、毎回、無事に到着することを祈るしかありません。安全とされるインターケープ(夜行バス)を利用したり、コンビ(バンのような乗り合いバス)に乗る時は座席位置を意識したり、自分でできる対策はできる限りしてこれからも移動しようと改めて思いました。 

2学期のスタート

こんにちは。

約1ヵ月のホリデーが終わり、今日から2学期が始まりました。
初日だから始業式と事務連絡で終わるのかな~なんて勝手に思っていたら、まさかの通常通りだったという…いや、事前に同僚に確認しておかなかった自分が完全に悪いんですけどね。

1時間超の始業式がホールであり、その後は7限まで授業でした。
 ・そもそも学校開始時間が通常より30分遅い
 ・始業式で1時間以上使っている
にもかかわらず
 ・通常通り7限まで授業
 ・通常通り休憩時間は30分きっちりとる
だけれども
 ・学校が終了するのは通常通り13時
という感じです。

あら不思議。
えぇ、授業時間が通常の40分から短縮されているわけです。でも、今日は○分授業です、と言われるわけでは決してなく、各コマで授業時間もまちまちです。ベルが鳴れば各コマ終了の合図。いつ授業が終わるのかわからない状態で進める必要があります。もうちょっと説明しようかなと思えば突然鳴るベル…ということが起こるんですね。

この、微妙に授業時間を調整していく感じはよくあることなのでもう慣れました。
ちなみに、ベルは秘書が手動で毎回鳴らしています。よって、たまぁにベルを鳴らし忘れられると40分以上授業を続けなきゃだめなんですね。これは地味につらい。笑

f:id:h283-namibia:20170531050627j:plainというわけで、早速2コマ授業をしました。明日から授業する気まんまんだったから焦ったけれど、案外できるものです。
今日は出席している生徒がどの授業でも少なかったです。聞けば、まだホリデー中だよ、と生徒から返ってきました。いやいや、どれだけ休むんだ、とつっこみたくなりますね。

寒暖差が激しくなってきているナミビア
お昼間は室内にいるより外にいる方が確実に暖かいです。2学期は朝晩の気温が氷点下になる時期になるので、風邪をひかないように気を付けて、先生をしていきたいと思います。
生徒の制服も近々冬服に替わるようなので、どんな感じなのかなとひそかに楽しみにしています。(私の配属先の制服、かわいいしかっこいいんです。)
そういえば、朝の職員室も始業式のあったホールも、そこまで寒くないなと思っていたら、なんと暖房が入っていました。私の部屋にも欲しい、なんて贅沢は言いません。もっと寒くなったらストーブ買います。